「何度も読みたくなる本」ってどんな本だろうとふと考えた。
比喩がたくさんある文章。著者が伝えたいことはシンプルなのだけど、それを複数の比喩で表現している。
著者が言いたいことの背景が丁寧に説明されていること。
シンプルに書いてある本はすぐに理解できるのだけど、その分あっさり頭から消えてしまうことが多い。そこに至るまでの道のりが丁寧に書かれていると、そこまで自分の頭で咀嚼しながら進むので、味=伝えたいことが頭に残りやすいのかもしれない。
すっと最短ルートを教えてもらうより、道中の景色を説明しながら目的地に連れて行ってくれるから印象に残るのかな。
もちろん、シンプルにまとめてあること自体を否定するものではない。まとめるにも才能が必要。ごてごてに調理して、味をぐちゃぐちゃにしてしまう方が簡単だろうから。
今日の空
日が見えなくなる瞬間
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