あまりにも多くの人がこう言います。「早めに手をつけた方がラク」と。しかし、その「あまりにも多くの人が言う」というところが、疑念をますます深くするのです。
引用したエントリでも同じことが同じように言われています。「早めに手をつけた方がラクなのに、それがわかっているのにできないのは、どうしてなのか?」というのです。
ライフハック心理学:「早めに手をつけた方が心理的に楽」は本当か?
佐々木さんの何かに触れてしまったようで、昨日の記事についてがっつりつっこまれました。
そういえば盲目的に考えていたなあと思い、「なぜ早い方がいいと思ったのか?」と内なる自分に聞きました。今のところ出てきたのは2つ。
1つめはよくありそうですが、不確かな未来ほど何があるかわからないから空き時間を増やしておきたい、自由度を高めておきたいという優等生らしい答え。それと同時に浮かぶ疑問は、「それならなぜすぐに手をつけないのか」。
その答えは「今のやることを削ってまで、そこにそのタスクをすべりこませようと思えないから」。今は今で他にやるべきことがあるような気がしてしまうのです。
根底に、今にしろ未来にしろ、時間の使い道の流動性を下げることに抵抗があるのか?他人がからむ予定なら動かしようがないと確定できるのですが、自分に決定権があると、ぎりぎりまでそのタスクの入れ替えが可能な自由を保っていたくなる。
その自由さが嫌だ、今も未来もずっと何をやるか決まっている方が楽だという考え方があると思うので、これは個人の嗜好なのだろうか。家を買ってその土地にしばられるのはリスクだという思う人がいれば、一方、自分が所有する家があるからこそ安心という人もいるように。
現実は、タスクの入れ替えが可能な自由さは思った程なく、ルーチンや緊急性の高いタスクでログが残っていくわけですが。
今日の空
台風が去った後。遠くに行くほど雲が重なっている。
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