2013年12月9日月曜日

734:どの範囲を見る?

仕事中、タンパク質構造の動きをシミュレーションすることがあります。

丸い球で原子を表現して、それらをつなぎ合わせてタンパク質構造を作り、運動エネルギーを与えて挙動を見ます。

その動きを動画で見てみると、各原子が小刻みに動いているので、タンパク質全体が震えてるような状態です。次の動画は小さなペプチドですが、雰囲気は伝わるかと思います。


(注:音が出ます。動いている様子が0:30あたりから)

個々の原子の動きはランダムに見えますが、時間軸に沿って見ていくと、タンパク質のループが動いたりと大きな動きが見えます。

現在はある程度の長さがある時間単位で、タンパク質の動きを見て物事を考えます。もっと研究が進めば、ランダムに見える各原子の短時間の動きに意味を見いだせるのかもしれません。

同じように、所用時間の細かい増減や使い道に意味を求めて悩むよりも、まずは1日、あるいは数日、1週間、1ヶ月と変化が見えやすいところから手をつけた方がいいかもとふと思いました。


今日の空

雲が迫力がある。


0 件のコメント:

コメントを投稿