2013年10月18日金曜日

703:過去の出来事とその感情

今回は昨日の続きではないです。その2はしばしお待ちください。

今日、ある相手によって過去にもやもやさせられたことについて、相手に伝える機会があった。伝えた時はそのやりとりを思い出して微妙な気持ちになったが、過去に戻って再度その気持ちを増幅させて伝えるのではなく、その時のやりとりした会話だけを伝えた(相手は忘れていたので)。

相手にそういうことがあったと伝わったというだけで、少し楽になった。ただ、相手は恐縮していたし、私の自己満足だったのではないか、自分だけで処理できればよかったのではないかと悩む部分はある。

怒りや悲しみの感情は、記憶を反芻すればするほど感情自身が記憶としてすりこまれてしまう気がする。きっかけとなったシーンを何度も思い出してはいらっとしていると、そのシーンの時に感じていた「いらっ」度合いより、ますます怒りを感じる結果になっているような。

例えば、一昨日怒りを感じる出来事があって、昨日それを思い出して再度いらっとしたという出来事は、今から過去を振り返ると「一昨日○○があっていらっとした」で集約されてしまう。昨日思い出していらっとした感情は、一昨日の出来事に対峙した時に感じた感情と区別しづらい。

思い出す度に記録でもしていると、「きっかけとなる出来事が起きた時にその強さの感情を感じたのではなく、何度も思い出した結果が、今感じている感情だ」という認識はできそう。感情をトレースしてはいけないという訳ではないですが、反芻した結果が今のこの感情につながっているということを、普段忘れてしまっているのです。


今日の空

底が暗めで、それ以外はぴかぴかしている雲でした。


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